
THOMPSON トンプソン
福岡市西区橋本2丁目2−27−2 木の葉モール橋本 MAP
ゆるアメリカが魅力なお店でロコモコ食いました。

雨降り加減な日曜の木の葉モール。
じわじわお客さんが増えだす午前11時半。

ずっとオキニなトンプソン。
http://soyukoto.seesaa.net/article/299979720.html
担当者または企画者がよっぽど自由だったのか
はたまたゴリ押しできる立場だったのか
思い切り大衆アメリカに振りきったコンセプトが魅力。

価格は微妙。
安いっちゃー安い 高いっちゃー高い。
ただ、その商品群は大型ショッピングモールのフードコートの中で異彩を放つ。
メジャーレーベルではないハンバーガーとその一群を抱えるお店だが
メニュー構成はメジャーレーベルを標榜した雰囲気。

だが店の端々に メジャーレーベルが到達できない「ゆるアメリカ」が在る。

ドリンクは紙コップ。
フタは無い。
カラードなストロー。
これぞ80年代。
80年代のドリンクにフタなど無かった。
よそ見をしながら飲もうとして
ストローをうまく口に入れられない彼女(ショートワンレン)がかわいかった。

今日のランチ デミグラスロコモコに ドリンク&ポテトセットで950円。

標準セットとは思えないポテトの量。
その細さ・塩辛さ・極少な水分量 どれをとっても80年代。
太くしっとりとしたり 皮付きカットだったりするのは90年代後半以降のこと。
それまでは デパートの屋上であれ、祭りの露天であれ、本場アメリカでさえ
おそらくは地球上のほとんどの場所でコレだったはず。

そして セットされるスープは・・・・(後述)

さすが肉屋直営を謳う店。
ここは抜かりない。
プレーンなデミに包まれたハンバーグ。
粗挽きすぎずしっとり過ぎず まさにジャストなザク感。

メシとソースと肉を同時に食う喜び。
これをハワイで思いついた人間はきっと日本人だと思う。

なんせ半熟たまご。
このお店のバイト君は まずはこれをジャスト半熟で仕上げることから始まるんだろう。
俺の予想では 「半熟8年 肉1年」

そして味噌汁www
紙コップで提供されるのは なんと味噌汁!
しかも赤だし!
「もうそんなんやったら スープ付けんでいいやんwwww」って言おうと思った。
いや 違う。
色の似た食べ物は合うという不文律が在る。
肉に赤ワイン 魚に白ワイン。
そう! デミハンバーグに赤味噌なのだ!
これ めちゃめちゃ合うんだ!

フォークで紙コップからワカメをかき出すという不思議体験。

ポテトの件。ドリンクの件。
その他食器から店構えからメニュー構成まで含めて
こんなに80年代なお店は無い。
だが惜しむらくはショッピングモール。
なぜショッピングモールにインストアしてしまったのか。
小さなテナントでもいいから ふつうのお店のままでいて欲しかった。
気取らないアメリカン カッコつけないアメリカン
食器が 調度品が 店構えが 制服が チープなアメリカを感じさせる。
そんなお店でいてほしかった。

バカにしてると ディスってると思うかもしれない。
違う。
俺はこの店が大好きで大好きで 本当に大好きで。
木の葉モールでの買い物に疲れたときに
ちょっとドーナツ食べたり ちょっとコーヒー飲んだりするときも
席は必ずトンプソンの前。
木の葉モールの椅子の緑とトンプソンの赤の対比が好きだった。

平成29年1月31日 閉店予定。
単独店舗で復活希望します!
THOMPSON トンプソン
福岡市西区橋本2丁目2−27−2 木の葉モール橋本 MAP