
はかたや 大野城 Web
雨の日にちょっとオヤツ的に食おうと思ったら
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ???的な衝撃。

けっこう降ってんのよねぇ。
ここは大野城市役所前。
うどんにするか ラーメンにするか
めちゃくちゃ悩まされる駐車場。
で 今日はラーメンと決めて・・・

ちゃ・・・

ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ
炒飯だとぅ??
危険だ!
炒飯は圧倒的に技術を要する。
作り手によって明らかに味が変わる。
しかもここは多店舗展開。
味の統一性も問題になる。
しかもしかも
ここは薄利多売商売。
作り手の手間を
人的コストを増やしていいのか?
昔、ランチタイム炒飯食い放題的なお店で出されたのは
「炒めない混ぜるだけ炒飯の素」的なものを混ぜた炒飯らしき飯を
保温ボックスに大量に仕込んでいるため
じっとり生ぬるい中華風混ぜご飯で
あーこりゃダメだわって思ったら
案の定あっという間に・・・ってのを思い出した。
いやいや 言うてもここははかたや。
多くの店がいろんな理由によって値上げし
時には値上げとともに味&サービスの質を下げる中、
”俺はコレで行く!”と
頑なに290円の価格とシンプルな味を守り
さらには 膳 小麦冶 玄 黒田藩 と
新規開発とM&Aを推進する
福岡人の誇り 昭和食品工業の旗艦である!
たまに迷走したりするけど
それもまた発展への布石。

そしてこの炒飯。
その価格380円。
微妙だ!ラーメン290円より90円も高い!
今日の俺もそうだが
”あ~ハラヘッタ ラーメンでもシバいとくかぁ”
と 300円を握って入ってくる客に
380円への誘いが果たして有効なのか?
しかもミニチャーハン的セットも無い。
せめて ハーフポーションで210円であったなら
ラーメン&炒飯でワンコイン!が完成するのに!
いやいや ハーフ炒飯など作っていたら
人的コスト爆増でお店の人が死んでしまう。
いや待て。しばし待て。
まずは食ってみようか。
いや俺の頭の中は”ラーメン”。
平田台で一仕事終わってここまで来たのは
”あ~ハラヘッタ ラーメンでもシバいとくかぁ”
と思ったからである。
しかもラーメンなら290円で済む。
炒飯なら380円。
両方食う胃袋は今は持ち合わせていない。
券売機の前で5時間ほど(心の時間)悩んだあと
俺は静かに炒飯のボタンを押した。
席に着き 食券を出そうとすると
矢継ぎ早にお店の人の口から出た言葉は
「麺の硬さは?」だった。
ちょっと二人で苦笑し
オープンキッチンなんて言葉が流行る前から
オープンすぎるキッチンに注文が通り
聞こえてくるのは中華鍋を振る音。
カンカンカンと気持ちの良い金属音。
「炒めている!」
炒飯を頼んだのだから当たり前の音なのだが
そこには昭和食品工業のプライドが聞こえる。
いくら薄利多売つっても下手なもんは出しまへんで!

ま・・・・
丸い!!!!!
見事なまでの半球!
”おい!炒飯で行くぞ!”
”うわ!まーた上がなんか言い出したぞ・・・”
そんな日から血のにじむような訓練の日々が
あったかどうかは知らないが 丸い。
丸さはどうでもいい!(ちょっとどうでもよくないけど)
味だ!肝心なのは味だ!

む~~~~
ウマイとしか形容できんw
味は濃い。だが飽きない。
濃くて最後までしっかり食える。
火の通りは均一でほっこり。
具の分量もジャスト。
味に関しては何も文句無し。
380円以上の価値は充分に在る。損無し。

テーブルの上がすこし寂しい。
俺が記憶する限り 炒飯だけを食ったことが無いから。
この左側に 替え玉注文時に使用される
”はかたや伝統こぐまカップ”に
ネギを浮かべたラーメンスープなどあれば・・・

そして少し悔しい。
ラーメン・餃子用とは分かってはいるが
豊富に並べられた調味料が何一つ使えない。
かろうじて胡椒は使えそうだが
この”濃い側バランス”にKeepされた味を
さらに濃いサイドに振る勇気は俺には無い。
篤人がKeepしている段階で
それ以上右はあり得ないのと同じだ。

なんか悔しいので 紅生姜食ってみた。

まさか
はかたやで チャーハン振る音が聞けるとは・・・
はかたや 大野城 Web