
天翔 map
糟屋郡志免町御手洗2丁目12−1
もうこの店で
あそこを見上げることが
恐怖になりつつある。

天翔 今俺が最も推すランチの銘店。
安くはない。高くも無い。
どの定食も800~1000円。(例外的に1600円)
おそらく客の90%は近所の会社の人。
そしてその人らは
ここの価値に気付いているのかいないのか・・・

このお店で
ちゃんぽんが食いたい!
そう思って幾星霜。
だがそのたびに邪魔される。
あの店内看板に。
※邪魔され続けた歴史は後述
おそるおそる見上げると・・・

鰆の西京焼!!!
ぐぁあああ!!!
上2段以外は定番メニュー
そして上2段
1段目は いわゆる日替わり定食。
お店に入ると必ずおばちゃんが
『今日の日替わりは〇〇〇ですーっ』 って言ってくれるやつ。
問題は2段目だ。
俺はここを『採算度外視定食』と密かに思っている。
何らかの理由で
おっちゃんが作っちゃったor仕込んじゃった食材が
もういいや!えぇい!って昼定食に投げてくる。
それがこの2段目。

待つ。けっこうな時間待つ。
あっちの若者の豚肉チリソースが
こっちの中年女性の唐揚げが出ていく。
だが来ない。
さらに注文が入った豚肉チリソースを炒めているおっちゃん。
だがその音の傍らで
ジ・・・ジリリ・・・ジジジ・・・
俺の鰆がゆっくり焼かれている音がする。

キタ!!!
俺の鰆キタ!
ゆらゆらと立ち上る西京味噌香。
もう食う前からウマイ。

厚みな!

なんちゃないだろう?
なんちゃないお昼の定食だろう?
見た目はな。

このセンスな。
火の通り方な。
焦げの確かさと身のふわ度と味噌香。
おっちゃんが火を引くのを
あと3秒早かったら実現していない。
あと3秒遅かったら台無しだ。

この3人客
この2人客 これを頼もうとしない。
なぜだ?
まさか『鰆』が読めないのか?
いやそもそも鰆を知らない?
西京焼きを知らないのではないか?

ちょいと小鉢に盛られた焼きナスの
この確かな香ばしさ!
昼定食の脇の小鉢にかけた手間よww
近所の会社の人らは
この幸せに気付いているんだろうか?
こんな腕利きがここに存在している幸せに。

いやぁおっちゃんはそんなことは意にも介していないんだろうね。
ただただおいしいもんを創る。そんだけなんだろう。

そして俺は
いつになったらちゃんぽんが食えるのか・・・
ちゃんぽん食えない一覧はコチラ
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天翔 map
糟屋郡志免町御手洗2丁目12−1

いつになったら
ここで1杯呑めるのか・・・